坂の上の雲
何だろう?って思ってたら、「坂の上の雲」という司馬遼太郎の歴史小説のドラマ化だった。
あぁ、この話なら知ってるよ、って。
日露戦争当時の話じゃなかったっけ?
全8巻もあって、
「一生に男が読まないといけない小説の一つだ!」と、
当時の現代国語の先生が(中学時代、私は男子校)力説してたっけ。
結局、本屋であらすじだけ、読んで、読書はギブアップした、ハズ。

ところが、「一生に読まないといけない」、という暗示もあってか、
NHKのドラマの宣伝がいいのか、阿部寛や本木君がかっこいいのか、
わからんけど、大いに引き込まれた。

第二章の始まりに、心が震えた文章がある。

小さな。
といえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。
産業と言えば農業しかなく、人材と言えば三百年の読書階級であった旧士族しかなかった。
この小さな、世界の片田舎のような国が、はじめてヨーロッパ文明と血みどろの対決をしたのが、
日露戦争である。
その対決に辛うじて勝った収穫を後世の日本人は食い散らかしたことになるが、
とにかくこの当時の日本人たちは精一杯の智恵と勇気と、そして幸運をすかさず、
つかんで操作する外交能力のかぎりをつくしてそこまで漕ぎつけた。
いまからおもえば、ひやりとするほどの奇跡といっていい。

(坂の上の雲 第一巻 二章 真之より)


そうです。
この話は
世界最強と言われるロシア艦隊を、
世界最強と言われた騎馬軍団のコサック騎兵を
江戸幕府が倒れて間がない頃、軍隊もないゼロから学んだ日本が、
やっつけてしまった
、という「奇跡の話」なのである。
しかも愛媛(伊予)の二人の兄弟が、その中心にいる。
陸軍を兄、秋山好古(阿部寛)、海軍を弟、秋山真之(本木)が育て上げる実話なのであります。

私が中学の頃は、そうでもなかったけど、
ただ、この年になって、
又、
小さな会社を率いてる身になってる経営者という立場からか、
何もなかった日本から、軍隊を作り上げ、
世界最強の国、ロシアに敢然と戦い、その智力と努力で勝利を勝ち取った
ところに、
今の自分を投影したから感激したのかもしれない。
もっとも、自分は、本当にまだまだ、であるけれども、
そのロシアという大国を
近所の巨大な調剤薬局大手や、お医者さんや病院と置き換えれば

敵ではないけれども、飲み込まれそうな大物相手に戦う自分を感じた。
又、農耕中心のちっぽけな日本が智力と努力で、現在の日本のようにまでになれるのなら、
自分たちの会社もひょっとして奇跡が起きるかもしれない、と感じた。
mm2
photo01

そして、今、
日本という国を、ここまでの国にしてくれた先達たちに心から感謝である。
うちにも秋山好古や秋山真之がいることを期待したい。
うちの会社も負けずに「坂の上の雲を目指す」ことができるようにチャレンジしたいものである。