はじめまして新人薬剤師の小埜です。

今回の研修のテーマは胃薬。
処方されている患者さんは多く、いくつかの病院に通院されている患者さんは同じお薬をもらわれていたり、胃酸分泌を抑制するお薬
(PPIとH2ブロッカー)を2種類一緒に飲まれていたりと、お薬手帳などでチェックすべき項目もたくさん!!
・・・しっかり勉強しなければφ(・ ・ )

まずは胃の構造や消化器官としての働きの復習。
食べ物を消化するために1日に1.5〜2.5Lもの胃酸が分泌されています。
胃酸は壁細胞のプロトンポンプから分泌され、その調節因子にはヒスタミン、アセチルコリンなどがあります。なかでも、ヒスタミンによる分泌刺激はもっとも強力です。
強酸性の胃液が胃を自ら消化してしまわないのは、胃が粘膜で覆われているからです。また常にプロスタグランジンという活性物質の働きで胃壁の損傷を最小限に抑えています。
しかしストレスなどで副交感神経のバランスが崩れたりすると、胃液や消化酵素のコントロールが効かず自分自身を消化してしまう、つまり胃に穴が開く状態である消化性潰瘍を引き起こしてしまいます。
消化性潰瘍の主な症状はみぞおち付近の痛みや上腹部痛。
胃潰瘍は30歳代以降の男性に多く、食後に痛みがあります。十二指腸潰瘍は若い人に多く、空腹時に痛みがあります。
消化性潰瘍の主な原因はピロリ菌とストレス、NSAIDsといわれています。
ピロリ菌
NSAIDs(-)/ピロリ菌(-)の患者さんの胃潰瘍発生危険率を1とした場合、NSAIDsを内服している患者さんは18.1倍、ピロリ菌に感染している患者さんは19.4倍。
そして両方の要因がある患者さんはなんと 61.1倍 とても高いです(>_<)!!!
治療に使用される薬剤は「防御因子」の増強と「攻撃因子」の抑制を目的とした薬剤と、ピロリ菌の除菌療法に大別されます。
ピロリ除菌は、抗生剤2剤(アモキシシリンとクラリスロマイシン)と胃酸分泌を強力に抑制するプロトンポンプインヒビターの3剤を1週間服用する3剤併用療法が推量されています。
ピロリ菌の除菌の成功率は80〜90%ですが、耐性菌の増加による除菌率の低下が懸念されています。そして、除菌失敗の主な要因は・・・・
コンプライアンス不良(お薬がきちんと飲めていないこと)です (ToT)
除菌率を維持するためにも服薬コンプライアンスに対する生活指導も重要です。
ここは私たち薬剤師の腕の見せ所!!!
1週間しっかり薬を飲んでもらって胃の痛みから解放していただきたいじゃないですか(*^_^*)

わたしも患者さんの治療のお手伝いが出来る薬剤師になるため、しっかり研修していこうと思います。





