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先輩薬剤師にプレゼンします☆  vol.1 骨粗鬆症

新人薬剤師の三木です♥^^

さて、以前書いた通り、
私たち新人は今、
研修レポート+プレゼンの課題をこなしています。

今回はその一例として、私、三木が書かせてもらったレポートを紹介したいと思います。

添削は、某製薬メーカーT薬品の元MR 廣田先輩にお願いしました^^

<骨粗鬆症>

1) 概念

 組成比が一定のまま骨量が減少し、
 骨がもろくなり骨折しやすくなった状態
               をいう。

 

* 骨量= 骨塩 + 骨基質

     (Ca) (コラーゲン)

2) 病態生理(原発性)

「閉経後骨粗しょう症」
  閉経 → 卵巣萎縮 → エストロゲン(骨吸収抑制ホルモン)が分泌低下 →骨吸収(=血管に入ること)亢進 →骨粗しょう症


「老年性骨粗しょう症」

  加齢 → 腎機能、肝機能低下 →V.D3活性化能低下 →活性型V.D3低下 →Ca吸収低下 →骨粗しょう症」

* 活性型V.D3

腸管からのCaの吸収を促進させる

3) 症状
① 脊椎圧迫骨折→ 腰背痛

        → 内臓圧迫 → 呼吸器系・消化器系の機能障害(肺炎が起こりやすくなる・膨満感、便秘、逆流性食道炎)
        →身長低下(審美面でのストレス。2cm以上の身長低下は椎体骨折が示唆)

② 大腿骨(足の付け根)骨折→ 寝たきりとなる原因の第二位。
③ トウ骨(手首の骨)骨折


4) 診断基準

YAMの70%未満 → 骨粗しょう症 (ビスホが加わる)
YAMの70%以上80%未満 → 骨量減少 (V.D3製剤が加わる)

* YAM値:young adult mean / 若年成人平均骨密度

   単位容積あたりの骨塩量(Ca)を表す。測定法は二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)、マイクロデンシトメトリ法(MD)、超音波法がある。骨粗しょう症の診断  は原則として腰椎の骨密度値にて行う。 

5) 治療
● 活性型V.D3製剤:アルファロール、ワンアルファ、プラチビット

V.Dは脂溶性ビタミン→ 食事中の脂肪成分により吸収増大。Ca,Mgの吸収が増大するので、高カルシウム血症(→便秘、食欲がない、腹痛、吐き気など)・高マグネシウム血症には注意。高カルシウム血症ではジギタリス中毒が起こる可能性がある。

V.K製剤:グラケー(メナテトレノン、エーザイ)

V.Kは脂溶性ビタミン→ 食事中の脂肪成分により吸収増大。
禁:ワーファリン(作用減弱。→ メナテトレノンンの中止)

● ビスホスホネート製剤:ダイドロネル(エチドロン酸二Na、大日本住友)              フォサマック、ボナロン(アレドロン酸Na、万有、帝人)

アクトネル、ベネット(リセドロン酸Na、味の素、エーザイ)

口内炎や食道潰瘍を防ぐために、約180mLの水と服用し、服用後30分は横になったり前かがみの姿勢をとらない。Ca,Mgなどの二価陽イオンとキレートを作り吸収が抑制される。→ アスピリンダイアルミネート(バファリン、ライオン)、アルジオキサ(イサロン、あすか武田)、スクラルファート(アルサルミン、中外) (以上Al含有)、ウコン、クロレラ(鉄を多く含む)、制酸剤などにも注意。

骨吸収抑制による低カルシウム血症(→しびれ)に注意。


高度な腎障害、服用時に立位あるいは坐位を30分以上保てない患者には投与禁忌。
服薬指導時のポイント
→患者さんがどうしても、朝食前30分はあけられない、という場合。
 昼食30分前でもOK。ただし、いくら空腹時といっても、就寝前はダメ!!(すぐ横になってしまうため。)


● カルシウム製剤:乳酸カルシウム末、アスパラ‐CAL-アスパラギン酸カルシウム、田辺)

テトラサイクリン系抗生物質、ニューキノロン系抗生物質と難溶性キレート形成
ジギタリス製剤の作用増大。

● 卵胞ホルモン製剤(SERM / 選択的エストロゲン受容体モジュレーター):エビスタ(ラロキシフェン、中外、イーライリリー)

乳房・子宮に対してほとんどエストロゲン様作用を示さず、骨に対して選択的であるとされる。肺塞栓症、静脈血栓症の患者には投与禁忌。

6) 薬物治療評価

 治療の目的は骨折危険性を抑制し、QOLの維持と改善を図ることである。 
●骨吸収マーカー:NTX ( I型コラーゲン架橋N-テロペプチド、カットオフ値54.3)
       CTX ( I型コラーゲン架橋C-テロペプチド、〜301.4)
       ← 骨粗鬆症では高値。ビスホにより下がっていく。

治療開始時と、治療開始3~6か月後(ボナロン、フォサマック、アクトネル、ベネット、アクトネルでは治療後1か月でも可能)に二回目を測定し、変化率を算出。

最少有意変化(=MSC尿NTX : 35.0 、血清NTX : 14.2、尿CTX : 51.1)を超える。または基準値以内に維持されている場合。→ 現在の治療を継続。

MSCを超えて変化せず、基準値内に達しない場合。→ 検体採取時間を同じにする、服薬状況の確認、用量の増加、薬剤変更。
      
●骨形成マーカー:BAP ( 骨型アルカリフォスファターゼ、7.929.0・骨粗鬆症で高値を示す場合がある) 

 治療開始時と、治療開始後6か月〜1年程度の間隔で測定。
 ⇒基準値内に維持。 → 現在の治療を継続。
 ⇒基準値の下限値を下回る場合。 → 長期にわたれば休薬や中止など薬剤を調節。

さて、

☆ 廣田さんからのチェックポイントは…
・ 誰を対象にして喋るのか?対象者によって話し方や言葉遣いを変えるとよい。
・ 「なぜ治療しなければいけないのか?」今回の場合だったら、3)症状のようなことが起こるため。それを一番最初に持ってくると、話に入り込みやすい♪


・ 絵やイラストを使った方がわかりやすいよ☆


・ ガイドラインでは何が推奨されているのか、日本では何が1番売れているのか、も加えてみては?


←そういえば、勉強会をしてくださったMRさんもこういったことは説明されてたなあ。フムフム…

・ ビスホに週1回製剤がある、というのが一番ホットな話題。これは必ず特記しとくべき!!


さすが元MRさん。薬剤師とは違う視点からアドバイスをいただくことができました。
そしてそして、せっかくプレゼンするのであれば、パワーポイントを使ってみては?というアドバイスも><
うう、実は機械に弱い私。。でも、今年の健康セミナーに向けて…がんばるぞ!!☆
先輩、ありがとうございました^^!