
平均年齢が低く若者ぞろいのマルゼン薬局で、私はといえば割ととうが立っている方なのですが、薬剤師の国家資格を取得したのは実は結構遅かったりしました。しかしだからこそ、薬剤師免許を取るまでに私自身が経験した事柄や、出会った人たちを通じて色々と考える事も多く、カウンセラーというものに興味を持つようになりました。

ストレス社会と言われる昨今、うつ病や神経症といった心の病を抱える人が年々増加しています。
最近ではよいうつ病治療薬もどんどん開発されていて、先日も新たなメカニズムの抗うつ薬が発売されたばかりで、根気よく治療を行う事でうつ病は治る病気である、と言われています。私も薬剤師として調剤を行う事で、その治療の一貫に携わっていると言っていいかもしれません。
ですが、本当にそれだけでいいのでしょうか?
所詮薬剤師は処方箋によるお薬を渡すだけです。もちろんお薬の飲み方や効果、副作用等の情報提供は行いますが、それだけに留まっていて患者様の治療の役に立てているのだろうか、と疑問に感じるのです。
うつ病は私を含め、誰でもかかる可能性のある病気ですが、『心の病』というと、世間では未だに偏見を持たれがちです。それゆえに、他人には簡単に打ち明ける事のできない悩みを抱える方も多いのではないかと思います。
そこで、薬を受け取る薬局で、そんな悩みを打ち明けて少しでも心を軽くする事のできる窓口に薬剤師がなれないだろうか、と考えるようになりました。

また、これは私が薬剤師として学んできた中での考えなのですが、風邪等の内科疾患にしろうつ病等の心の病にしろ、未然に防ぐ事ができる病気ならば、予防以上の治療はないと思っています。うつ病は過剰なストレスにさらされ続ける事で発症しますから、そこに至る前に心に溜まった疲れを解消する事が大事なのではないかと思います。
そのための手助けが私にできないだろうか、と考えた結果、私は心理カウンセラーを目指し、そして昨年約半年にわたって、会社の協力も得て心理カウンセラーの養成講座に通っておりました。
マルゼン薬局とも交流があり、私自身薬剤師国家試験の対策時にお世話になった、薬剤師国家試験対策予備校メディセレでは、昨年から心のケアをする心理カウンセラーを育成する、心理カウンセラー養成講座を開講してらっしゃいます。
メディセレ社長の児島惠美子先生は、薬剤師の資格を持ちながら心理カウンセラーの資格も持ち、身近な所では予備校で講師として学生を指導する一方で、カウンセラーとしてストレスの多い学生の心のケアも行う等、その他様々な方面で活躍されています。
現代はストレス社会である、とメディアでも頻繁に叫ばれておりますが、児島先生もまた、今の日本の抱える問題は「心の病」である、と考えられ、そんな日本を元気にするために、薬の知識を持ったカウンセラーを養成すべくこの講座を立ち上げられました。
講師陣は実際現場で活躍されているプロのカウンセラーの先生方で、児島先生を始め薬剤師の資格を持った先生も指導にあたるため、薬学と心理学を融合した講座が特徴です。が、もちろん薬剤師の資格を持っていなくても受講できますし、薬学の予備知識がなくてもわかりやすい構成になっています。
講義は座学と、カウンセラーとしてのスキルを磨くためのロールプレイング(実習)の2つを柱として行われています。カウンセラーになるためには、それらの講座を受講し、そしてカリキュラム終了後、それらが総合的に身に付いているかどうか確認するための試験に合格しなければなりません。
試験は筆記試験、実技試験、そしてレポートの3種類。私にとって一番ネックだったのは、やはり実技試験でした。
カウンセラーにとって必須の笑顔、柔和で受容的な態度を心がける等、厳しくもためになる指摘を色々と受けて、何とか自分なりに消化しようと、職場で投薬中に習った事を実践しようと試みたり、私なりに努力を重ねていました。
そしてその結果、この度の認定試験で合格が認められ、晴れて心理カウンセラーとして認定されました!
しかし、資格がとれたからこれで完璧、という訳ではありません。薬剤師にしてもそうですが、資格を得てからがスタートになりますし、カウンセラーとしてこれからも経験と鍛錬を積み、精進していく事が必須だと思っています。
ともあれ、マルゼンに来局される方で悩みを抱えてらっしゃる方、悩みはなくても『何だか最近すっきりしないなあ』という方、少し
お話しをしていかれませんか~?





